1月30日(土)、福井市のフェニックス・プラザで「稲田朋美年賀会」を開かせて頂きました。そのときのご挨拶です。
改めまして、あけましておめでとうございます。
こうして新年会を開催することができる、そして年頭のあいさつができることを感謝しています。昨年は選挙という大きな山をみなさんの応援で越えることができました。二期目の当選を勝ち取ることができたことは本当に光栄なことだと思っています。
ただ、残念なことに自民党は下野し、民主党政権が誕生しました。民主党が勝ったのではなく、自民党が負けたのです。選挙の前に福井に帰るたびに地元のみなさんから「一体自民党は何やってるんだ」という厳しい言葉をいただき、私もまさしくそのとおりだと思いました。自分が選挙に勝ちたいことと政権与党にいたいだけの政党に国民は大切なふるさとと日本の将来を託すわけにはいかないと思われたのです。
政権を失って、よかったこともあります。立ち止まって、自民党とは何か、そして政治家に求められるものは何か、そして本物の政治とは何かを取り戻すよい機会でもあるからです。
政治にもっとも大切なことは「信頼」です。私はこのことを昨年の厳しい選挙で皆さんから学びました。夏の暑い日、田んぼの前で待っていた88歳のおっかさんが杖をついて自分の家から田んぼまで歩いてきてくれました。「貴女に福井を日本を頼もうと歩いてきました」といわれたときに、政治はマニュフェストではできない、政治は信頼なのだ、この人に日本の将来を託すという信頼なのだと、学んだのです。
さて国民の大きな期待をうけて出発したはずの民主党政権を 選んだ国民が信頼できなくなっています。
「政治主導」の名のもとで独裁政治が行われています。民主党には政治主導をする政治家が一人しかいないからです。民主党政権になって失われたもっとも大きなものは自由な場における活発な議論です。だれも独裁者にさからうことができないという閉塞感が永田町に蔓延しています。日本のあり方に大きな影響をあたえ、そして憲法違反でもある外国人地方参政権を民主党では議論すらしません。 マニュフェストにかかれたガソリン値下げ、ガソリン値下げ隊という派手なパフォーマンスまでやったのに小沢さんが官邸に乗り込んで一夜にしてガソリンの値段は維持されることになりました。そのこともひどいですが、それ以上にそれを批判する声がまったくあがらなかった、このことのほうがもっとおそろしいことです。
そして総理と幹事長のお金にまつわる疑惑です。我が国のトップ二人に巨額の脱税疑惑、政治資金袖手報告書虚偽記載疑惑、やみ献金疑惑、政党助成金横領疑惑、証拠隠滅疑惑があり、現職国会議員を含む逮捕者がでていることは尋常ならざる異常な事態です。
それら疑惑について国会の場で説明をしない、参考人招致にも応じない、このような人々がいくら「議会制民主主義」だの「国民の生活が第一」だの唱えても空々しいたわごとにしか聞こえません。昨日の総理の所信表明演説で「命」が24回もでてきました。命を守る政治、当たり前のことです。総理がいうと「命さえながらえればよい」と聞こえました。命を賭けて守りたいものがある、それがふるさとであり、愛する日本です。
そして、「消えた財源」です。無駄遣いをやめて、予算を組み替えて、10兆20兆の財源をだして、子ども手当てや高速道路無料をやるとおっしゃったその財源は一体どこに消えたのでしょうか。
言いたいことは山ほどありますが、他党の悪口はこのくらいにしましょう。翻ってわが党がもう一度国民から信頼される党に生まれかわることが何よりも重要だからです。
小沢民主党のやっていることは古い自民党のやってきた利益誘導、金満政治を極限まで強調したものでしかありません。そういう古い自民党体質からきっぱりと決別しなければなりません。
特定の団体の利益ではなく国民全体の利益、国全体の経済、今だけでなく将来世代にも責任をもつ本物の政治をする集団に生まれかわらなければなりません。めざすべきは私のテーマソングの題名でもある「正しい政治」、そのための「日本福井化」です。「公」と「私」との間に「共」があります。福井が大切にしてきた「家族」と「地域社会」です。この「共」の集団の絆を強めることによって自分ひとりではできない、でもいきなり国に頼るのではなく、個としての尊厳も保ちながら助け合う日本らしい温かな社会を創っていきたいと思っています。
私はこの福井から新しい自民党、新しい日本を創造したいと思っています。単に今までのような経済合理主義、効率性だけではなく、損得ではかれない本当の意味での豊かさ、潔い生き方、強さに価値をおかなければなりません。福井人の生き方である「誠実」「勤勉」「信義」という正しい生き方、真の「美しさ」を目指すということです。
安倍総理がおっしゃっていた戦後レジームからの脱却、そして美しい国を今一度目指さなければなりません。
明治維新の精神はこの越前・福井藩から生まれたという伝統があります。その核、その中心は日本を有道有徳(うどうゆうとく)の国、すなわち道義の国にするということです。
その伝統を取り戻して、福井から日本全体に広め、新しい日本を創造しましょう。有道(うどう)、有徳(ゆうとく)、道義大国を目指すという発信を、この福井から・・・その一歩をみなさんと踏み出す一年にしたいと思います。
最後になりましたが、この夏の参議院選挙には不退転の覚悟で臨みます。47都道府県で唯一衆参自民党が独占しているわが県で、私が県連会長として負けるわけには参りません。県連として公明正大な手続きをへて議論のうえ選出した山崎正昭先生を命がけでお支えする覚悟です。
どうかよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。