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空港等への外資規制問題について5月2日付け毎日新聞に書きました。新聞では字数に限りがありましたので割愛していないものをこちらに掲載させていただきます。

 国の安全確保やエネルギー政策からそもそも無制限にオープンであることになじまない分野がある。空港や電気事業もそのひとつだ。諸外国を眺めても空港や原子力、電気事業を無制限にオープンにする国は少ない。たとえ民営化しても、株の多くを政府や公的機関が保有し外資規制をするのが一般だ。今回政府は、TCIファンド が電源開発株式会社(Jパワー)の株式を20%まで取得しようとした届出について、外為法に基づく中止勧告を出した。当然のことだが、関係者の勇気と決断には敬意を表する。
Jパワーは送電設備や原子力発電所など、わが国の電力の安定供給をになう企業であり、代替が不可能な独占的企業である。そこへTCIのような(短期)収益のみを重視する外国ファンドに一定額以上直接投資させるのは危険である。 特に原子力発電はわが国総電力の3分の1を占める基幹電源であり、現在Jパワーはわが国核燃料サイクルの要となる大間原子力発電所を計画している。そこでのMOX燃料(非核保有国で使用済燃料を再処理してプルトニウムを抽出しMOX燃料を製造できるのはわが国だけ)よりも輸入ウラン燃料の利用の方が圧倒的に低コストであるから、外資にはこのような長期の視点での設備投資への理解は期待しがたい。
今回の中止勧告について、「資本鎖国」というイメージ(朝日新聞)とか「日本の閉鎖性に懸念」(日経新聞)と批判する向きもあるが、OECDでも認められた歴とした国際的共通ルールに則ったものであり、世界に恥じることはないし、そこまで「オープン」にこだわる理由はない。
空港の外資規制への反対も、2006年3月に出された政府方針「2010年に対日直接投資残高をGDP比で倍増となる5%程度とする」に逆行し日本の市場が閉鎖的だというメッセージになるという言い方がされた。
しかし、投資は促進されたが安全は脅かされたというのでは本末転倒である。対日直接投資を促進するのはそれが日本の国益にかなうからであるはずで、国益を犠牲にしてまで対日投資を倍増させなければならない理由などどこにもない。もともと期限、数値を決めて対日投資を促進する意味もない。日本は外国投資がなければインフラ整備できないような発展途上国ではない。1500兆円ともいわれる国内個人金融資産が国内投資にまわるような努力と工夫をすべきである。外資が投資しその圧力がなければ企業の経営合理化が進まないというのもおかしな議論である。
また、外資が悪くて国内資本がよいというのは差別だというが、国益を享受する国内資本(裏返せば国が滅びれば国内資本も滅びる)の方が利益だけでなく国益のことを考えて行動するだろうし、悪意の国内資本からは外資規制とは違った方法で防御する必要がある。悪意の国内資本に効果がないから外資規制は意味が無いというのは詭弁であり論理の飛躍である。現に外資は国内資本に比べて犯罪捜査もしにくいし、それを外国に依存できると考えるのは平和ボケだ。
この外資規制の問題は、そもそも完全民営化が正しかったのかという反省に立って議論しなければならない。民営化信仰に近い考えがまかり通っているが、民営化は、経営効率化、財政健全化のために有効だが、かつての八幡製鉄所や富岡製糸場のような、そもそも民営であるべき「工場」の民営化と国の安全保障に直結する空港やエネルギー基幹設備である電気事業の民営化を同列に考えてはならない。民営化するにしても、資本の論理だけではない長期的な国益その他の観点が必要な事業については、政府が一定数の株を保有し続けるなど別の考慮があるべきで、要するに外資規制は完全民営化というボタンの掛け違いの次善の策なのである。

映画「靖国」の助成金問題について産経新聞正論に書きました。新聞では字数に限りがありましたので割愛していないものをこちらに掲載させていただきます。

 表現の自由、言論の自由が保障されているわが国で、どのような政治的、宗教的宣伝意図のある映画を制作し公開しようと自由である。日本は政治的圧力により映画の上映を禁止し、書物を発禁にするような非民主主義国家ではない。
私と若手自民党議員の「伝統と創造の会」(「伝創会」)は、映画『靖国 YASUKUNI』(李纓監督)自体ではなく、そこに文化庁所管の日本芸術文化振興会が750万円の公的助成金を出していること、その一点を問題にした。
発端は「反日映画『靖国』は日本の助成金750万円で作られた」という平成昨年12月20日号の週刊新潮の記事だった。この映画を試写会で観た複数の人が映画のなかに弁護士時代の私が映っていると教えてくれた。もちろん私はこの映画で観客の眼にさらされることを同意したことはない。今年の2月に伝創会で助成金支出の妥当性を検討することになり、文化庁に上映をお願いした。当初文化庁からは映画フィルムを借りて上映するという話があり、日時場所も設定したが、直前に制作会社が一部の政治家だけにみせることはできないというので、すべての国会議員向けの試写会になった。一部のマスコミに歪曲されて報道されたような私が「事前の(公開前)試写を求めた」という事実は断じてない。公開前かどうかは私にとって何の意味もなく、映画の「公開」について問題にする意図は全くなかったし、今もない。  
 結論からいって同振興会が助成金を出したのは妥当ではない。①日本映画である、②政治的、宗教的宣伝意図がない、という助成の要件を満たしていないからだ。まずこの映画は日本映画とはいえない。同振興会の平成20年度芸術文化振興基金助成金募集案内によれば「日本映画とは、日本国民、日本に永住を許可された者又は日本の法令により設立された法人により製作された映画をいう。ただし、外国の制作者との共同制作の映画については振興会が著作権の帰属等について総合的に検討して、日本映画と認めたもの」としている。
映画「靖国」の制作会社は日本法により設立されてはいるが、取締役はすべて(名前からして)中国人である。この会社は、平成5年に中国中央テレビの日本での総代理として設立されたという。映画の共同制作者は北京映画学院青年電影製作所と北京中坤影視制作有限公司である。製作総指揮者、監督、プロデューサーはすべて中国人である。このような映画が日本映画といえるだろうか。ちなみに政治資金規正法では、日本法人であっても外国人が出資の過半を有する会社からは寄付を受けてはいけない扱いが原則である。
 さらに映画「靖国」は、政治的存在である靖国神社をテーマとして扱っており、そもそもが政治的宣伝である。小泉総理の靖国神社参拝をめぐっては、国内外で議論があった。特に日中関係は小泉総理の参拝をめぐって首脳会談ができなくなるほど政治問題化した。
映画「靖国」のメインキャストは小泉総理と靖国神社を訴えていた裁判の原告らである。私も弁護士として、靖国神社の応援団としてその裁判にかかわった。その裁判で、原告らは一貫して「靖国神社は国民を死ねば神になるとだまして、侵略戦争に赴かせ、天皇のために死ぬ国民をつくるための装置であった」と主張していた。映画「靖国」からは同様のメッセージが強く感じられる。映画の最後でいわゆる「南京大虐殺」にまつわるとされる真偽不明の写真が多数映し出され、その合間に靖国神社に参拝される若かりし日の昭和天皇のお姿や当時の国民の様子などを織り交ぜ、巧みにそのメッセージを伝えている。
いわゆる「南京大虐殺」の象徴とされる百人斬り競争―私は、戦犯として処刑された少尉の遺族が、百人斬り競争は創作であり虚偽であることを理由に提起した裁判の代理人もつとめた。結論は遺族らに対する人格権侵害は認められなかったが、判決理由の中で「百人斬りの内容を信用することが出来ず甚だ疑わしい」とされた。ところが映画「靖国」では、この百人斬り競争の新聞記事を紹介し、「靖国刀匠」をクローズアップすることにより、日本軍人が日本刀で残虐行為を行ったというメッセージを伝えている。
 これらを総合的に判断すると、映画「靖国」が、「日本映画」であり「政治的宣伝意図がない」とし、助成金を支出したことに妥当性はない。なお、この映画には肖像権侵害や靖国刀が靖国神社のご神体だという虚偽の事実の流布など法的にも問題があることが有村治子参議院議員の国会質疑で明らかになった。 
 私たちが文化庁に上映を依頼したとき、映画は既に完成し国内外で試写会が行われていた。配給会社によれば、釜山映画祭(韓国)、サンダンス映画祭(米国)、ベルリン映画祭(ドイツ)等の国際映画祭で高い評価を得たという。
私は弁護士出身の政治家として、民主政の根幹である表現の自由を誰よりも大切に考えている。だからこそ人権擁護法案にも反対の論陣を張っているのだ。今回の上映の要請が「事前検閲であり表現の自由に対する制約」という捉え方をされ、そのような誤った報道をされたことは、私の意図をまったく歪曲したものであり、許し難い。民主政の根幹である表現の自由によって私の政治家としての発言の自由を規制しようという言論があることにも憤りを感じる。外国による政治的宣伝の要素のある映画への助成は極力慎重に行われる必要があるだろう。表現や言論は自由であり、最大限尊重されなくてはならないのは当然だが、そのことを理由に税金の使われ方の妥当性を検証する政治家の言論の自由を封殺しようとすることは背理である。

「ラジオ日本」(1422kHz)に出演します

平成20年3月9日(日)午前8:45~9:15
ラジオ日本 1422kHz
長野祐也の『政界キーパーソンに聞く』に出演致します。

放送時間のお知らせ

21日(木)20:30~21:30(CSとCATVで生放送)
       ・スカイパーフェクTV
       ・福井ケーブルテレビ、他各地のケーブルテレビ
22日(金)22:00~23:00(CSとCATVで再放送)
       ・スカイパーフェクTV
       ・福井ケーブルテレビ、他各地のケーブルテレビ
23日(土) 7:00~ 8:00(CSとCATV、BSで再放送)
       ・スカイパーフェクTV
       ・福井ケーブルテレビ、他各地のケーブルテレビ
       ・BS 日テレ
その他、22日(金)お昼頃より、
       ・インターネットでも、ご覧頂けます。
        サイトは、日テレ NEWS24「闘論」です。 

平成20年2月21日(木) テレビ出演

2月21日(木)20:30~21:30(生放送)
日本テレビ NEWS24「闘論 ~TALK BATTLE~」CS放送
「日本は外資とどう向き合うか?」に出演いたします。

11月24日(土) ・25日(日)

街頭国政報告を行います!

11月10日(土)・11日(日)・12日(月)

街頭国政報告を行います!

11月3日(土)

街頭国政報告を行います!

10月14日(日) 街頭国政報告

以下の会場にて街頭国政報告を行います!
ベル駐車場・パリオ駐車場・エルパ東側駐車場

10月13日(土) 街頭国政報告

「福井西武前」にて街頭国政報告を行います!

10月6日(土) 街頭国政報告

以下の会場にて街頭国政報告を行います!
会場:エルパ駐車場 及び ベル駐車場

9月29日(土) 街頭国政報告

時間:13:30~ 場所:福井西武前
時間:14:30~ 場所:ベル駐車場
時間:16:00~ 場所:エルパ駐車場

「街頭国政報告」中止のお知らせ

9月24日(月)に予定しておりました「街頭国政報告」は、緊急の党の会議に出席のため帰福できなくなりましたので中止とさせていただきます。

9月21日(金) 街頭国政報告

時間:16:30~ 場所:ベル駐車場
時間:17:30~ 場所:マルツ補聴器前(福井市中央1丁目)

9月17日(月) 街頭国政報告

時間:14:00~ 場所:マルツ補聴器前 (福井市中央1丁目)
時間:15:00~ 場所:パリオ駐車場
時間:16:00~ 場所:ベル駐車場

9月16日(日) 街頭国政報告

時間:16:45~ 場所:永平寺町松岡 ラッキー前

9月15日(土) 街頭国政報告

時間:17:00~ 場所:エルパ駐車場
時間:18:00~ 場所:マルツ補聴器前 (福井市中央1丁目)

出版記念パーティなど

 大変ご無沙汰しています。4月28日に出版した文春新書『百人斬り裁判から南京へ』の出版記念パーティを、福井、東京、大阪と開催しました。いずれも予想を上回る盛況で、本当にありがとうございました。
 この裁判は私の弁護士20年の集大成であり、政治家としての原点です。ぜひ読んで頂ければありがたいのですが、「百人斬り」といういまや南京大虐殺の象徴となっているものが虚偽であることを立証するための裁判闘争記です。被告は本多勝一、朝日新聞、毎日新聞、柏書房という日本を代表するマスコミであり、原告は百人斬りをしたといわれる二人の少尉の遺族ら3人の女性です。
 結果は敗訴でしたが、この裁判を通じて裁判の限界を感じました。国家の名誉を守るのは裁判所の仕事ではなく、政治家の仕事だからです。さらにこの本を書いたことにより、弁護士時代の自分に出会った思いがしました。この裁判を闘っていた当時、名もない一介の弁護士でしたが、せっぱ詰まった熱い想いで裁判を闘っていた、その自分に出会った・・・もう一度その熱い想いをとりもどして頑張りたいと思っております。
 これからも応援よろしくお願いいたします。
 

8月26日(日) 街頭国政報告

10:30~ 場所:ベル駐車場

8月25日(土) 街頭国政報告

15:20~ 場所:パリオ駐車場
16:00~ 場所:エルパ駐車場

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