伝統と創造の会 会長通信 No31
平成19年4月24日
会員各位
会長 稲田朋美

  統一地方選応援ご苦労様でした。結果はどうだったでしょうか。
  さて、4月28日はサンフランシスコ平和条約が発効して日本が主権を回復した日です。昨年は、伝創会で朝、靖国神社に参拝しました。今年も28日に参拝をします。その後主権回復記念日の国民集会に参加して、参加会員は全員登壇していただく予定になっています。
  連休の初日で、ご地元にお帰りになる会員も多いと存じますが、ぜひたくさんの会員に参加していただきたいと思っております。

 このごろ感じることに、言葉がその意味を考えることなく先行し、それですべてを解決するというのはいかがなものかということです。
  たとえば、DV(ドメスティック バイオレンス 家庭内暴力)というのもそうです。民法772条問題を議論していて、DV被害にあっている妻が出産した子供を救済するのは当然という風潮がありますが、DVもその中身はいろいろあります。
 私が弁護士として取り扱った事件でも、DV法を適用するのが問題ではないかという事例もありました。
 地方分権や規制緩和もそうです。それ自体に価値があるのではない言葉の独り歩きというのは問題だと思います。
  「戦後レジームからの脱却」もその意味を考えることなく濫用されていると感じます。たとえば公務員改革がなぜ戦後レジームからの脱却なのかわかりません。官僚制度は明治からあったのですから。
  「戦後レジーム」というのは敗戦後6年8ヶ月におよび占領下において制定された法整備を中心とする体制のことであり、その中核に憲法と教育基本法があります。 その意味で占領がとけた4月28日を主権回復記念日として国民が祝うことなくして「戦後レジームからの脱却」はないともいえるわけです。
  ご承知のとおり伝統と創造の会では総会で主権回復記念日を制定する運動を展開するという活動方針を決めました。今回林潤会員が趣意書を作り、会員の皆様のご了承を得て28日の国民集会で発表する予定です。
  28日は土曜日で、連休初日でもあり、日程的に大変だとは思いますが一人でも多くの会員が参加いただきますようお願いいたします。
  最後に私ごとで恐縮ですが4月28日に『百人斬り裁判から南京へ』(文春新書)という本を出版しましたのでぜひ読んでください。
   それでは、またお便りします。


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