伝統と創造の会 会長通信 No.26
平成18年11月30日
会員各位
会長 稲田朋美

 明日、12月1日午前8時30分から貿易調査会が自民党本部101号室であります。ご承知のとおり、日豪FTA/EPA交渉についての大詰めの議論がなされる予定です。この問題については伝創会の農業分科会座長の小里泰弘議員が毎回大変貴重な意見をのべられていますが、まさにこの交渉にはいるということは、わが国の国益を著しく損なうことになると思い、私も非常に危機感を覚えております。
 まず、このFTAによって、日本が得るべき利益はほとんどないということです。反対にこのFTAが成立すれば日本の農業は壊滅的な打撃を受けます。現在経済界や外務省はこのFTAを推進する方向であり、日経新聞などのマスコミも推進の論調です。
 しかし、現在WTOが決裂して中断しているなかで、オーストラリアとの農産物の需要品目について関税を撤廃するなどすれば、わが国の食料自給率は下がり、せっかく戦後始まって以来の大改革に取り組んでいる農業が立ち行かなくなってしまいます。
 農業は日本文化の原点であり、水田は日本の美の象徴であり、食糧は日本の安全保障の問題でもあります。安倍内閣が目指す美しい国づくりは日本の農業を守ることでもあります。
 この問題は単に一部の農家の利益を代表するものではなく、日本を守ることにつながりますので、ぜひ一人でも多くの会員が明日の朝、部会に出席いただき、ご意見をのべていただきますようお願いいたします。それではまた明日お目にかかるのを楽しみにしております。


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