平成28年5月19日(木)夕刊フジ【伝統と創造】岡田さん、「うその上塗り」はおやめなさい 「発言していない」「事実無根」拒否する回答

民進党の岡田克也代表が、公共の電波を通じて虚偽発言を繰り返し、「うそ」の上塗りを平気で行っている。岡田氏は、今月3日のNHK討論番組で「(安倍首相が)わざわざ稲田政調会長に質問させて首相がこたえている」などと発言した。

私は安倍首相から質問するよう指示されたことなど一切ない。私は6日、岡田氏に発言の訂正と謝罪を求めたが、岡田氏は「発言していない」「事実無根」といずれも拒否する回答があったので、13日に再度、真摯かつ誠実な回答をなされるよう申し入れを行った。

岡田氏は、4月3日のNHK番組でも同趣旨の発言をしている。虚偽を述べたことは明々白々であるにもかかわらず、黒を白と言い張るやり方は公党の代表にあるまじき態度であり、断じて許されるものではない。うそを言われた同じ番組である、15日のNHK日曜討論で抗議したら、驚いたことに山尾志桜里政調会長が「言っていないことは言っていないと。正直にしっかり言っているのが岡田氏だ」と反論した。言ったか言っていないかは、ビデオを見れば一目瞭然。事実に基づいて訂正して謝罪していただきたい。

さて、自民党は現在、LGBT(性的少数者)の方々が抱える課題に向き合っている。私も、大型連休中に東京・代々木公園で行われた関連イベント「東京レインボープライド2016」に出席した。晴れ渡った青空の下、お祭りのような雰囲気で、LGBTの当事者でない人も多く参加したすばらしいイベントだったと思う。

ただ、残念ながら、私がイベントに出席することについて、一部で反発があったもようだ。「LGBTの話題を政治的に利用している」との批判も耳にした。

ここで、改めてこの問題についての自民党の立ち位置を説明したい。

政権与党であるわれわれは、差別のない社会の実現を目指している。LGBTの方々も、いきいきと、自分らしく活躍できるのが安倍政権の目指す「1億総活躍」社会である。LGBTであることが自然に受け入れられていない現状を改善し、多様性ある社会をつくっていくのが自民党の考え方だ。

 

そもそも、LGBTの理解増進と思想信条や歴史観とは何の関係もない。LGBTの方々への差別は人権問題だからだ。中には「保守の自民党が取り組むのはおかしい」といった意見も結構存在している。LGBTの方々への「レッテル貼り」をなくそうと活動している人たちが、なぜわれわれには「レッテル貼り」をするのだろうか。理解に苦しむと言わざるを得ない。 部落差別の解消を推進する法案も、議員立法で今国会成立を目指しているが、自民党は今後も、保守政党として、あらゆる差別の解消に向けた取り組みを強化していく。

(自民党政調会長・稲田朋美)